子どもの成長につれて、絵本とどう向き合うか悩む方もいるかもしれません。
しかし、絵本は決して小さな子どものためだけのものではありません。
年齢に関係なく、たくさんの学びや感動を与えてくれる素晴らしいものです。
この記事では、絵本を年齢別にどう楽しむか、そして絵本から読書へと興味を広げるためのポイントを解説します。
絵本は年齢に関係なく楽しめるもの?
絵本は「小さい子どものもの」と思われがちですが、年齢に関係なく楽しめます。
幼児期は感性を育み、小学生になると登場人物に共感したり、物語を深く考えたりするようになります。
大人になってからも、そのときの心の状態によって新しい発見があるでしょう。
「もう卒業」と決めつけず、子どもの成長に合わせて絵本を長く楽しんでみてください。
年齢別|絵本の楽しみ方の変化
子どもの成長とともに、絵本の楽しみ方も変わっていきます。
年齢に合わせた絵本選びで、子どもの「好き」な気持ちを大切に育んでいきましょう。
幼児期(3〜6歳):ストーリーの理解と共感
3歳を過ぎると、子どもはより複雑なストーリーを理解し、登場人物に共感する力が育まれます。
読み聞かせの際に、「どうして泣いているのかな?」等と問いかけることで、感情表現や想像力を育むことができます。
日常生活の出来事を描いた絵本は、子ども自身の経験と結びつきやすく、共感を深める良い機会になります。
小学生低学年(7〜9歳):読書の楽しさを知る
自分で文字を読めるようになり、絵本から児童書へと興味が広がる時期です。
この頃の絵本は、文字数が少し増えたり、物語が複雑になったりします。
絵本を読むことは、文字を追う練習であると同時に、物語の世界を楽しむ大切なステップ。
子どもが自分で読もうとする姿を見守り、「おもしろいね」と声をかけ、一緒に感想を話し合うことで、読書の楽しさを知るきっかけになります。
小学生高学年(10歳以上):テーマ性のある絵本
10歳を過ぎた子どもには、深いテーマやメッセージが込められた絵本がおすすめです。
命の大切さ、多様性、環境問題など、社会的なテーマを扱った絵本は、子どもが世の中の様々な問題について考え、自分の意見を持つきっかけを与えてくれます。
親子で一緒に読み、感じたことを話し合うことで、子どもの思考力やコミュニケーション能力を養うことができるでしょう。
年齢に応じた絵本を選ぶポイント
子どもの成長とともに、絵本選びも難しく感じるかもしれません。
でも大丈夫!子どもの「好き」という気持ちを大切にしながら、年齢に合った絵本を選ぶポイントをお伝えします。
子どもの興味関心に合わせる
絵本を選ぶ上で最も大切なのは、子どもの「好き」という気持ちを尊重することです。
昆虫や恐竜が好きなら図鑑的な絵本を、物語が好きなら冒険の絵本を、といったように、子どもの興味関心に合わせて選びましょう。
子ども自身が「読みたい!」と感じる絵本は、好奇心を自然と引き出してくれます。
親が一方的に押し付けるのではなく、一緒に書店や図書館へ行って、自由に絵本を選ばせてあげましょう。
難しい言葉やテーマにも挑戦
年齢が上がったら、少し難しい言葉や抽象的なテーマの絵本にも挑戦してみましょう。
一人では理解できない内容でも、読み聞かせを通して親が言葉の意味を説明したり、考えを補足したりすることで、子どもの語彙力や思考力を伸ばすことができます。
子どもが「これどういうこと?」と質問してきたら、それは理解が深まっている証拠です。
長すぎないものがおすすめ
小学生になっても、絵本は長すぎないものを選ぶのがおすすめです。
長すぎる本は、子どもが飽きてしまったり、最後まで読めずに挫折したりする可能性があります。
短時間でさっと読める絵本は、達成感や満足感を得やすく、次の読書への意欲へと繋がります。
読み終わった後に感想を話したりする時間も大切にしたいので、そうした時間も考慮して絵本を選びましょう。
次のステップへ!「絵本」から「読書」への広げ方
「そろそろ絵本から卒業かな?」と感じたら、次のステップへ進むチャンスです。
絵本から「読書」へ自然と興味を広げるには、少しの工夫が大切。
子どもの好奇心を刺激しながら、読書を一生の宝物にするポイントをお伝えします。
図書館を活用する
図書館は、絵本だけでなく、様々なジャンルの本が豊富です。
図書館へ行くことを特別なイベントとして親子で楽しみ、一緒に本を探してみましょう。
司書さんに相談すれば、おすすめの本を紹介してもらえることも。
読み終わったらまた次の本を借りにいく、という習慣を身につけることで、自然と読書の世界が広がります。
幅広いジャンルの本に触れる
絵本に慣れてきたら、物語だけでなく、図鑑や科学の本、歴史の本など、幅広いジャンルの本に触れる機会を与えましょう。
絵本で好きになったテーマを、より詳しく学べる本を探してあげるのも良い方法です。
様々な本に触れることで、子どもの知的好奇心はどんどん広がります。
親が読書を楽しむ姿を見せる
子どもは、親の姿をよく見ています。
親が楽しそうに読書をしている姿は、子どもにとって良い手本になります。
また、リビングに本を置いたりするだけでも効果があります。親自身も読書を楽しむことで、親子で本について話す時間が増え、読書が家族の共通の趣味になっていくかもしれません。
まとめ
絵本は、乳幼児から大人まで楽しめるものです。
幼児期は共感を育み、小学生になると読書の楽しさを知る大切なステップになります。
年齢に合わせた絵本を選ぶ際は、子どもの興味関心を尊重しつつ、少し難しいテーマや、長すぎないものにも挑戦してみましょう。
そして、「絵本」から「読書」へと興味を広げるためには、図書館の活用、幅広いジャンルの本に触れること、そして何より親自身が読書を楽しむ姿を見せることが大切です。
絵本は「卒業」するものではありません。子どもの成長に合わせて、絵本との付き合い方を柔軟に変えながら、親子で読書の楽しさを分かち合ってくださいね。